🌾完売御礼!沢渡ホタル米

また来年も船形山の神様に見守ってもらいます

11月1日に販売開始した沢渡ホタル米が完売しました。沢渡ホタルの里の活動に共感してご購入くださった方々。そして大和町役場や吉田小学校のみなさん。そして美味しいからとご購入くださったみなさん。そして杉山台工房の古くからのカスタマのみなさん。

みなさんのおかげで寄付金が集まり、来年も沢渡ホタルの里の活動が継続できます。

本当にありがとうございました。

そして、沢渡ホタル田の米づくりに携わってくれた沢渡テント村の村民のみなさん。ほとんどの村民が、「コーヒー豆を買いに来ただけなのに」僕に騙されて米づくりをさせられた人たちです。本当にすんません。いや、ありがとうございます。みなさんが沢渡に来てくれて、沢渡のみなさんと共に活動してくれるから、沢渡ホタルの里が維持できるのです。本当にありがとうございます。

そして、沢渡地区のみなさん。沢渡のカヤの木と沢渡ホタルの里の近くに暮らすほとんどの方が沢渡ホタル田に関わってくれました。地域のみなさんのご理解とご協力が無ければ、この活動は不可能です。作業を終えたみんなに美味しいお漬物やお野菜の差し入れを数多く頂戴しました。本当にありがとうございます。

1年の作業を終えて秋耕された沢渡ホタル田です

作り手と売り手。つまり生産者と消費者の二極に分けて考えてしまうと、上記のような関係性や結果は得られなかったと思います。様々な人たちがひとりひとり、有機的に関わりあうから、価値や幸福をシェアできるのだと思っています。

この活動を地域活性化とか地域おこしと捉える人もいますけど、そうではありません。根底にあるのは、友情と愛情、ピュアなナショナリズム=郷土愛です。人間の関係性はマーケティングで推し量れるものだけではありません。

人間と自然に対して愛情を注ぎ合いながら、小さく幸福に暮らしていきたい。そんな思いをシェアしながら今後も活動を続けていきます。本当にありがとうございました🌾

🍚ホタル米のこりわずか

吉田小学校のPTA行事での販売風景です

沢渡ホタルの里に関わってくれるみなさんは大勢います。たとえば大和町役場や吉田小学校やまほろばホールなど。寄付を募りに臆面もなく赴いたところ、職員のみなさんの厚意と善意と支持によって、沢渡ホタル米をたくさんご購入いただきました。ほんとうにありがとうございます。

大和町役場での販売風景です

沢渡での路上販売会も3回実施しました。道往く車に手を振ると興味を持ってくれて、かなりの数の車が止まってくれました。現地で販売すると、我々が保全する自然が指呼の中にあるので、イメージがつかめて共感が得られやすいようです。

3回めの路上販売会は焙煎所の県道沿いで実施しました

ホタル米は、昔ながらの農法に回帰することでホタルが自然繁殖できる環境を取り戻すことが一義。さらに寄付金つきで販売することで、吉田小学校の児童によるビオトープへの幼虫放流を実施することも一義。ゆくゆくは寄付金を水源地などの山の環境を保全する資金に充当して、放流せずとも繁殖できる環境に進化させます。長いストーリです。

販売は沢渡アンサンブルのふたりが演奏しながら担当します

通りすがりなのに、そんなストーリに共感してくださる方が多く、たくさんの方が沢渡ホタル米をご購入くださいました。もしかしたら、観光地とはまったく無縁の沢渡地区に来る方は、自然への感度や関心や愛着が高く、観光地を避けるような動機をお持ちだからなのかもしれません。

コーヒー屋はホタル米ご購入の方に無料コーヒーを淹れています

たくさん売ることを目的にせず、ひとりひとりの方の共感を得ることができた販売会。地道な手段を選択して良かったです。もちろん、美味しいから買ってくれる人もいます。ホタル米が美味しくなるように来年もがんばらねばです。

サポートに来てくれたテント村の村民は自分で淹れるのです

そんな活動を経て、沢渡ホタル米の残数が30袋ほどになりました。残りは焙煎所を訪れてくれる方と、ネット通販で完売するようにがんばります。杉山台工房のHPで販売中です。どうぞご購入ください🍚

sugiyamadai-works.com

🌳アオダモの種まき&森づくり

1年生がアオダモの種をまきます

吉田小学校の生徒たちが取り組む『みどりの少年団』活動。沢渡フラットは技術協力で携わっています。そう書くとなにやらカッコいいですけど、ただの下働き。下請け業者です。会長の👤氏と共に植林地を整備したり維持したり。生徒たちが植えるアオダモの苗木を育てたり。表に出ない部分での協力がほとんどです。

今回は表作業。生徒たちと2つのミッションを遂行します。ひとつめがアオダモの種まき。種は植林地のアオダモから採種したもの。これを育苗トレイに播種して育てます。播種するのは吉田小学校の1年生です。

年々ひろびろとしてきた実習林はアオダモの森です

アオダモの種と、拾っておいた他の樹木の種と見比べます。アオダモの種には片プロペラがついています。モミジは両プロペラです。どっちが遠くに飛ぶかな?「モミジ?」そう。せいかい。アオダモは近くに種を落として仲間を増やすんだね。これはサンキライの実。鳥に種を食べさせて遠くまで運んでもらって、うんちといっしょに落としてもらう。そうやって遠くで増やす。樹木によって子どもの増やし方が違うんだね。「ふーん」

2年前に自分で植えたアオダモの下草を刈る6年生たち

1年生が蒔いたアオダモの種は、焙煎所の育苗ハウスの中で越冬して、来年の5月ころ発芽します。発芽率は30%程度。そのあとマルチキャビティ・コンテナという資材に植え替えして3年育てます。いまの1年生が4年生になったら植林地へ植樹に行くのです。

幼い陽樹林の樹木の手入れをします

続けてミッションふたつめ。6年生と共に植林地へ行きます。2年前。彼らが4年生だったころいっしょに植えたアオダモの成長具合を確認。おもったほど伸びていないかな。君たちにはまずアオダモのまわりの草を刈ってもらおう。草に負けて成長が阻害されないようにするのだ。「はーい!」鎌を使って下草を刈る6年生。アオダモがスックと目立つようになり、これから積もる雪の中でも元気に育つでしょう。

続けて彼らの先輩たちが育てた森へ。昭和期から平成期に植林された森です。最初に昭和期の森を見てみます。等間隔に植えられたカエデ類がしっかり枝を伸ばし、地面への日光を遮っています。日光の届かない地面には草がほとんど生えていません。数年前から僕がチェーンソーで下枝を切り落とし、手を加えていました。もう人間が手を加えなくても良い森の姿です。

みんなで協力して切り落としました

振り返って平成期の森を見てみましょう。ここはヤマボウシの森です。まだ枝が短い若い樹木です。日光が届く地面では草がボサボサと覆い茂っています。この平成の森はまだ人間の手助けが必要です。枯れた枝が多いよね。これは樹木が自ら枯らしたんだよ。「へーえ」隣の木々と相談しているんだね。オレこっち伸ばすから、オマエそっち伸ばせみたいに。「ふーん」では手助けしましょう。「はーい」

先輩たちが育てた混交林の前で整列

ノコギリを持った6年生ひとりひとりと樹木の前に立ち、この木がどの枝を残し、どの枝を枯らそうとしているのかを一緒に読み取り、ではこの枝を落とそうと決めてノコギリで切ります。かくして、約20本のヤマボウシが再生しました。この平成期の森もずいぶん成長してきました。来年の6年生で人間が手を加える作業は終わりにして良さそうです。

数十年かけて森をつくっていきます

人間がどこまで自然に手を加えれば良いのか。これはとても難しい判断です。結局、1本1本の樹木と対峙しながら決めるしかないと思っています。種まきからはじまり、陽樹林の成長を助け、混交林への変遷を見届けるみどりの少年団活動。子どもたちと共に、次世代へ受け継ぐ価値を持続できれば本望です🌳

🍚晩秋の沢渡いちば

路上販売に初挑戦する地元の小学生

焙煎所が面する県道に、赤白ポールが設置されました。これは除雪の目印。11月3日を過ぎれば、いつ雪が降ってもおかしくありません。ここ数年は雪が遅く、沢渡の初雪は12月になってからが定番に。今年の雪はどうでしょう。気象庁は「去年よりキビシイぞ覚悟しろ」と不吉な予報を出しています。去年は1メートル20センチの積雪を観測した沢渡。遠い立春までの備えがはじまります。

コッツウォルズ石積みまわりも紅葉が見頃です

ところが。今年の秋はとても暖かく。例年だとサッサと葉を落とす焙煎所のバラ科の樹木に、たっぷりと葉が残って紅葉しています。翌日は立冬の日曜日。沢渡は見事な紅葉に包まれました。紅葉狩りや、湧き水を汲みに行くドライブの方が沢渡を通過するはずです。4年間、同じ日に同じことをしているのでわかります。

4年前と3年前は沢渡の秋野菜を売ってみることからはじめました。沢渡のみなさんのおうちから野菜を集めて販売してみたのです。午前中の3時間でけっこう売れました。2年前は沢渡の新米を売ってみました。そして去年から沢渡ホタル米を売り始めました。去年は試食用のホタル米を竈で炊いて提供しました。さて今年はどうしましょう。

ここはコーヒー屋でしたそうでした

今年は沢渡ホタル米をお買い上げの方に、コーヒーを無料で提供することに。実はここは焙煎所。コーヒー屋だったのです。みんな忘れていますけど。当の本人もハッと思い出して、コーヒー抽出の道具を外に出し、いつでも提供できるようにしておきました。

ホタル田の作業に参加してくれた地元の小学生が、「さわたりほたる米でーす!おいしーでーす!」と声を上げながら道行く車に手を振ります。この県道は行き止まりです。いちばん奥の旗坂キャンプ場から先、実は道はあるのですけど、ダート道なので進む人はわずか。だいたいの人は戻ってきます。我々はそれをよくわかっているので、船形山に向かう車に手を振って、帰りに立ち寄ってもらう作戦です。

コーヒーを20杯以上淹れました

車を停めてくれた方が「帰りに寄ろうと思ってましたよ」と微笑んでくれます。どうもすみませんです。「若い人がこんなにいっぱいいて、すごいなーって」みんな田んぼの作業を手伝ってくれた人たちです。「だから素人くさいのですね」はい!「かえって信頼できて良いですよ」ありがとうございます。

こんな話をしながらコーヒーを飲んでもらい、沢渡の風景を指差しながら、豊かな水資源と、それによって守られる自然の豊かさを説明しました。みなさん、ホタルの里に興味を持ってくださって有り難いです。ぜひ来年の夏に見物にお越しください。「また来まーす」お待ちしています。

赤白ポールが立って冬の準備がはじまった沢渡です

こんなふうに、沢渡を知ってもらう機会になるから、こんなことを毎年やっています。ホタル米を売りたいなら、もっと人が多く来る場所で売れば良いでしょう。ホタルの里の寄付金を集めたいならクラウドファンディングをすれば良いでしょう。それらを選ばない我々の、実にアナログで、人のつながりを目的にした手法は、時代に笑われるかもしれませんけど、やっている我々が楽しく、しあわせで、シェアできているみたいだから、これでいいんです🍚

🌾ホタル米の現地販売会

ホタル田のとなりのカヤの木駐車場に出店です

沢渡ホタルの里と沢渡ホタル田の関係性を言葉で説明するのはカンタンですけど、だれもが共通のイメージを抱けるか?というと、これが実にむずかしいのです。説明すればわかってもらえると思ってはいけません。

つながりを大きく分けると、①自然環境要因 ②生活要因 ③農業経済要因 この3つでしょうか。仮に、農業生産活動をやめても、沢渡の生活は残ります。さらに仮に、沢渡での生活をやめたら、自然環境が残ります。自然環境が残らない要因とは、たとえば沢渡がダムの底に沈むときでしょうか。ありえない話ではないでしょう。田舎は都会の犠牲になりやすいですから。

今後、日本中の地方行政がコスパを重視したスマートシティ政策を推進すれば、山間地の集落は消えていくでしょう。雪国はコスパが悪いですからターゲットになりやすいです。そうすると金太郎飴的な地方都市化がますます進み、金太郎飴的な日本人が量産されます。そうなるのでしょうか。どうなんでしょうか。

この議論は今にはじまったことではなく、グローバル化の波が押し寄せた2000年代くらいから問われていました。その間に沢渡の上のふたつの集落が消滅して、いまでは沢渡が大和町の最西端の集落になりました。時代がコスパを選択をしている証左です。

道行く車に呼びかけると戻ってきたときに買ってくれます

話がとつぜんイタリアへ飛びます。トスカーナ州にフィレンツェという風光明媚な歴史的都市があります。誰でも知ってますね。フィレンツェからバスに乗って10キロほど北東へ向かうと、フィエゾーレという小さな村に着きます。特に観光地化されていない小高い丘の上の小さな集落です。

丘の上の1本道沿いに小さなお店が点在しています。日本だったらイオンの進撃によって、いのいちばんに潰れそうなお店ばかりです。朝7時から営業しているパン屋さんが目当てです。お店に入ると10畳ほどの小さなスペースに10人ほどの人が立っています。みんな右手に焼き立てのパンを持ち、左手にエスプレッソのカップを持って、立ち話をしているのです。

僕が入ると会話が止まって全員がこちらを向きました。おはようございます。ここのパンを食べに日本から来ました。「おお!よく来た!おい!この日本人にカプチーノ出してやってくれ」「じゃあオレがパン代を出すよ」次の瞬間、僕も右手にカップを、左手にパンを持って村のみなさんと共にいるのです。問答無用です。

すると警察官がふたり入ってきました。「誰だおまえは?」「彼は俺たちのパンを食べに来た日本人だ」「なに?オマエは教会を見たのか?なに?見ていない?それはダメだ。パトカーに乗れ。オレがパンを食べるまで待て」次の瞬間、僕はパトカーに乗せられて、丘の上のサン・フランチェスコ教会でおろされました。南側はフィレンツェの町並みが一望できます。それ以外の風景は小高い丘にオリーブ畑とブドウ畑が連なっていました。素晴らしい中山間地の風景でした。

ホタルの里とホタル田とカヤの木の向こうに船形山が見えます

これは実話です。2006年でした。翌年も同じ店に行って、今度は農家のおっさんの車に乗せられて、ブドウ畑を見学させてもらいました。おそらく、変えられない価値観に縛られ、金太郎飴化した日本人には、不可能でありえないエピソードでしょう。

僕はフィエゾーレの生活をしたいと願って沢渡で暮らしています。時代や世間や世情や普通に流されないように、地に足をつけて、ここでお米を育て、自然を保全し、生活を維持し、小さな経済をまわし、分配しながら生きているのです。

という思いを行動で示すために、沢渡のみんなと、ホタル田のとなりでお米を売っています。小さいですけど、しあわせな人生です🌾

🔥今年最後のデイキャンプ

ナスタチウムは花も葉もおいしいエディブルフラワーです

燻製教室はのんびり進みます。おいしい食材が燻されているあいだ、ホタル米の袋詰め作業に従事してくれた沢渡テント村の村民のみなさん。お昼をまたぐので、手弁当での参加です。コンビニ弁当だって構わないですし、なにかつくってもOK。個人の自由です。

収穫を楽しむ村民のみなさん

焙煎所下の菜園の野菜は食べ放題と告知しておいたので、まずは収穫を楽しむ村民のみなさん。ルッコラやミニ大根を収穫して沢渡の湧水で土を流し、サラダやサンドイッチをつくっています。みんな慣れているし、センス良いです。

沢渡野菜のサラダをつくる村民

他にはこんにゃくを茹でて、秘伝の味噌で田楽をつくる村民。500グラムのパスタをどっさり茹でる村民。でっかいソーセージを焼く村民。思い思いのお昼ごはんを楽しみます。

採れたてルッコラやナスタチウムをはさんだサンドイッチ

朝いちばんにやってきて土鍋にホタル米を浸していた村民は、炊きあがった新米をみんなにシェア。全員がはじめて食べる今年のホタル米。「おおお!」「あまいね!」「去年よりおいしい!」の声があがります。残ったホタル米をTKGで楽しみ悦に入る村民。

100円ショップの風防が役立っています

暖かい日曜日だったのが、お昼を過ぎたころから少し気温が下がってきました。焚き火をしましょう。ファイヤーピットから離れた場所に積んである薪は、沢渡のみなさんからの寄付です。これはみなさんのお宅の屋敷林の間伐材。スギやヒバやクリなど。ぜいたくな薪材です。

でっかいソーセージの香ばしさ

この焚火は役場と消防署に届け出をしています。点火前に消防署に電話連絡。「それではお気をつけて!」の署員さんの声に「わかりました!」と電話なのに敬礼。消化器3本と高圧洗浄機を配置して点火。秋の焚き火は長閑でよいものです。

手作り味噌田楽のおいしさ

誰かが焙煎所でコーヒーを淹れてふるまっています。沢渡テント村では、コーヒーはセルフサービス飲み放題なのです。そんなふうに思い思いに秋の長閑な昼下がりを過ごしていると、やっと燻製が仕上がったのでみんなで試食。「おいしいねえ」の声があちこちからあがっています。

晩秋の焚き火です

秋の太陽が船形山に沈もうとするころまで、のんびり沢渡で過ごしたみなさん。焚き火を消火して消防署に連絡。これにて解散。今回で今年の沢渡テント村の企画は終了です。今年も4月からはじまった沢渡テント村。来年もまたここで自由に過ごしましょう。

沢渡は紅葉が見頃になってきました

11月7日の立冬が近づいています。いよいよ沢渡に厳しい冬がやってきます。とはいえ。このあとも『沢渡収穫祭』『焚き火カフェ』『沢渡橇(そり)大会』『沢渡凧あげ大会』と立春のころまで、ばかばかしい遊びは続きます。厳しい冬も沢渡で遊びましょう🔥

🧀あやしい燻製教室

ファミリアチーズは燻製教室の定番です

沢渡に集まるみんなに「師匠!」の愛称で呼ばれるトメのおっちゃんことO師匠。フェルナンド・トーレスや柳澤選手のように記録より記憶に残るプレイをしたから師匠と呼ばれた、わけではなく、燻製の師匠なのです。O師匠の燻製教室は4年前から続く沢渡焙煎所の名物企画。今回2年ぶりに実施できました。

手前のあやしいボックスも他の道具類もすべて師匠の手作りです

O師匠が沢渡にやってきたのは5年前。当時毎日更新していたコーヒー屋のあやしいツイッターを見た師匠が、なんだかけしからん場所だから行ってこらしめてやろうと思ったらしく、まだ焙煎所の囲いすら完成してないフルオープンの作業場にひょっこり現れた師匠。ふたりで火鉢で暖まりながら午前中を過ごしたことを覚えています。

あまりのおいしさですぐに無くなるミックスナッツの燻製

師匠はなんでも自分で作る&試す人です。自作の焙煎機を沢渡に持ってきたことがあります。100円ショップの道具だけでつくった焙煎機は見事な出来栄えで、科学的な裏付けによる工夫も施されていました。そんな師匠が次につくったのが燻製器。

あやしいボックスの中で出来上がったチーズの燻製

ご存知のように燻製器はアマゾンやホームセンターでたくさん売られています。それを買うのではなく、ホームセンターを訪れたO師匠は、ふむふむと現物をチェックして、100円ショップの道具だけで同じようなものをつくってしまうのです。

参りました!のおいしさのチーズ燻製

「ちょっとみんなで燻製つくりますか?」と言った師匠が4年前にはじめた燻製教室。これが毎回好評で、最後はなにかの新興宗教のようにO師匠を崇める参加者たちの姿が定番になっています。今回は11月の最初の日曜日に実施。燻製が出来上がる待ち時間を利用して、沢渡ホタル米の袋詰めをすることにしました。その様子が前回の記事です。

誰かの特技をシェアしてもらうのが沢渡の楽しみ方です

今回は3時間かけてチーズとミックスナッツの燻製をつくりました。沢渡テント村の村民の14人の受講生たちもたいへん満足そうです。この企画は沢渡の名物。また来年、実施します。興味のある方はあやしい焙煎所をおたずねください。おいしいですよ🧀

🌾ホタル田の最終作業

秋晴れの沢渡焙煎所です

「コーヒー豆買いに来ただけだったのに……」なぜかコメつくりに携わるようになったみなさんが、最後の作業に集結してくれました。最後は袋詰め。精米したホタル米を2キロの袋に詰める作業です。

ライン作業は黙々と

仙台・塩竈・東松島・古川・加美・登米・富谷・大和から集結したホタル田メンバー。今年最後の作業は2ポイント。4月の土入れ&種まきからはじまったホタル田作業はポイント制です。各作業に応じてポイントが付与され、今日、最終値が算出されます。ポイントに応じてホタル米が現物支給されるシステムです。

約1時間で作業終了しました

ライン作業の監督を担ってくれた大和のK君の采配で、約200袋のホタル米を詰め終えました。その後は現物支給会。多い人で40キロ以上のホタル米を獲得。収穫を分かち合いました。

次々と出来上がる沢渡ホタル米

これにてホタル田の今年の作業はおしまいです。みなさん本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。新しい出会いがあると嬉しいですね。

冬眠前のナミテントウが飛来しました

そしていよいよ、沢渡ホタル米の販売がはじまりました。ご購入方法は

①杉山台工房のホームページからネットオーダ

https://www.sugiyamadai-works.com/

②沢渡焙煎所にお越しいただく

沢渡焙煎所は金・土・日・月の午前中に営業しています。もし不在のときはカヤの木の前で路上販売会をしています。そちらまでおこしください。それではご購入よろしくお願いします🌾

🎷沢渡テント村10月号

Cさんのギターとサックス少年の焚き火セッション

10月の沢渡テント村はオーディションです。来年のホタルが飛んでいるときに、沢渡音楽祭をやろう!と決まったので、出演者をふるいにかけるのです。落ちた人は再起をかけて練習に励みましょう。

今月からファイヤーピットの位置が変わりテントサイトが拡がりました

大和町のまほろばホールが主催するホタル観賞会。今年で2年連続実施しました。カヤの木に集合してもらうのが19時30分ころ。夏至を過ぎたばかりの時期は、まだ空に明るさが残っています。ホタル保存会の会長(名剣さん)のごあいさつや、コーヒー屋による注意事項の説明だけでは場が保たれず。かといって区長さんや地主の👤氏にまでご挨拶いただくと、参加者の小学生親子さんたちがくたびれてしまいます。

沢渡ではおなじみのフルート&クラリネットのデュオ

そこで冗談半分でやったのが演奏でした。去年はコカリナとフルートとクラリネットのアンサンブル。今年はサクソフォンも加わりました。サクソフォンを吹いたのは地元の小学4年生。10歳の少年です。たまたま聞きに来ていた吉田小学校の校長先生はじめ教職員のみなさんが感動されて、翌日学校で少年の演奏がすばらしかった!と喧伝。それを聞いた子どもたちが「いきたい!いきたい!」とせがむ。その声がコーヒー屋にも届いたので、急遽当日に少年のコンサートを企画実施。100人くらいの人がカヤの木前での即席演奏会を楽しむという、偶然の展開になったのでした。

エレキギターに初挑戦した沢渡のアイドル娘がディープ・パープルを弾いてます

この経験を翌年に活かそうと、企画したのが沢渡音楽祭。名称は『ほたるのおんがくさい』に決定しました。言い出しっぺの実行委員長は沢渡のアイドル娘ことEちゃん。フルートの名手です。いちやはく情報をキャッチしたのが、船形山のブナを守る会のCさん。「出る!出る!」と宣言。Cさんはときたま沢渡テント村に参加されて、ギターやオカリナを吹いていたのでセンスと腕前は誰もが知っています。このままでは出演当確。それではつまらない。1回オーディションで落としてしまおうと画策していました。

焚き火を囲んでいつまでも楽しみます

テント村当日。Cさん到着。Eちゃんとサックス少年もやってきました。無風満天の星空。焚き火を熾して暖を取りながら、思い思いに音を重ねていきます。Cさんは予想のはるか上を行くギターテクニックを披露。実行委員長から「合格!」を与えられていました。なんでだ。サックス少年ももちろん合格。

焚き火も音楽も友人もふるさともすべて大事な幸せのアイテムです

焚き火にあたりながら来年のおんがくさいの構想を話し合います。するとEちゃんが「おきゃくさんを集めて楽しむというより、ホタルのための音楽を奏でて、ホタルを見学に来た人が、ああ、遠くで聞こえるな、くらいがいいと思う」といいます。これは本質論。イベントが地域おこしに寄与しないことをEちゃんはよくわかっているし、だいいち、僕らは地域おこししたいなんてこれっぽっちも思っていないのです。

焚き火を囲みながら音楽を合わせる。これだけでしあわせですし、しあわせはシェアするともっとしあわせになります。というわけで来年の7月1日(土)に開催する『ほたるのおんがくさい』ただいま出演者募集中です。沢渡フラット(コーヒー屋)にお問い合わせください。たぶん最初は落とされます。再起を。積み重ねこそ尊いのです🎷

🌾ホタル米のもみすり

👤氏の広大なお屋敷の籾摺り小屋前に運び込まれたハーベスター袋

沢渡のみなさんの協力で、なんとか終わった脱穀。すぐにホタル田のライングループでメンバーに報告。翌日の午後にもみすりして玄米袋にするので、都合の良い方は沢渡へお越しください!とアナウンスしたら、急な連絡にも関わらず仙台のY博士と地元吉田のファミリが応じてくれました。ありがとうございます助かります。

僕個人の感覚では玄米袋よりこの袋のほうが収穫の実感があって好きです

ホタル田は昔ながらの農法に回帰することで、ホタルの生息環境を昔に戻すーというポリシーなので、とうぜん『臼(うす)ひき』するのでしょ?と思われた方。謝ります。すみません。ホタル田から離れての作業は現代的にさせてください。現代的と言っても、籾摺りから玄米袋に詰めるまでの作業は、短時間一本勝負のキツイ作業です。がんばりましょう。

みんなでY博士を応援しています

まず25袋のハーベスター袋を籾タンク近くまで運びます。袋を開けてバケツに小分けにして、タンクに投入します。このときタンクを空にするとめんどうが発生するので止められない作業です。地元の子どもたちにも手伝ってもらって休むことなく働きます。

地元の子どもたちの手伝いがうれしいです

タンクに投入された籾がベルトコンベアで運ばれて、籾すり機に入り、石抜き機を通過して、玄米用色彩選別機に送られ、米選機に届き、30キロに計量されて玄米袋に落ちてきます。これでようやく沢渡ホタル米が玄米になりました。

この重さの体験もコンバイン収穫が主流の現代では貴重です

場所を提供してくれた👤氏も手伝ってくれて、いつものように名剣さんも来てくれて、1時間で終了。へろへろです。特にY博士はひとりでタンクに投入する作業を担当してくれました。ふだんシャーレより重いもの持たない研究者なのに。明日手元が狂って新しい細胞や人喰いアメーバなんかをつくりだしてしまわないか心配です。

ついにホタル米が玄米になったうれしいひと時です

かくして。ついに。やっと。なんとか。沢渡ホタル米が玄米になりました。焙煎所に運ばれた玄米袋は19袋。まずまずの収量でしょうか。次はいよいよ最後の作業、袋詰めです。精米してから2キロの袋に小分けする袋詰めの作業は10月30日(日)に実施します。よって。販売開始は10月31日からに決定しました。

ここはコーヒー屋ですと言っても誰も信じない風景に満足です

地元の小学生によるホタルの終齢幼虫の放流や、6月のホタル観賞会は、このホタル米の収益で実施できています。今年も寄付金付きの販売です。だからちょっと普通のお米より高いですけど、ごまかさず、マジメにつくったお米です。沢渡の自然環境を維持して来年もホタルが飛ぶように。共感してくれる方に買ってもらえれば、とても嬉しいです🌾

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